週末になると、語学学校の友達と一緒に街へ出かけるのが楽しみでした。特に印象に残っているのは、ブラジル人やスイス人のクラスメイトと一緒にボストン観光をした日のことです。授業では英語で会話していましたが、観光となるとさらに自然な英語が必要で、少し緊張しながらもワクワクした気持ちで集まりました。
最初に向かったのはボストン・コモンでした。広い芝生の上を歩きながら、アメリカの歴史や街の雰囲気について語り合いました。ブラジル人の友人は陽気で、ジョークを交えながら写真を撮り続けていて、その明るさに周りも笑顔になりました。スイス人の友人は静かで落ち着いた性格でしたが、建物や景色をじっと眺めながら「ヨーロッパと違う雰囲気だね」と話してくれて、その視点が新鮮でした。
その後、フリーダムトレイルを歩きながら歴史的な建物を巡りました。普段は観光ガイドブックで見ているだけの場所でも、仲間と一緒だと会話が弾み、知らないことを互いに教え合いながら歩く時間は特別なものになりました。途中で立ち寄ったマーケットでは、地元の食べ物をシェアして食べたり、お土産を選んだりと、それぞれの文化の違いが会話のきっかけになりました。
夕方になるとハーバーの近くに行き、海辺でゆっくり過ごしました。沈んでいく夕日を眺めながら、将来の夢や留学の目標について語り合った時間は、今でも忘れられません。EC Boston校の異なる国から来た友人たちと、同じ街で同じ景色を見て、同じ言葉で思いを伝え合えたことが、留学の醍醐味だと強く感じました。
こうした週末の小さな冒険は、英語の上達にもつながり、何より心に残る思い出になりました。